マイナンバーカードで病院や薬局の受け付けがおこなえる「マイナ受付」が導入され、保険資格の窓口確認が容易になります。さらに、本人が同意すれば過去の処方薬や特定健診などのデータ連携がおこなわれ、旅行先や災害時でもより良い医療が受けられるようになります。また、1か月の医療費が自己負担限度額を超えた場合にその超えた額が支給される「高額療養費制度」の適用区分がオンラインで確認でき、窓口での一時支払いが不要になります。就職や転職、引っ越しの際にも、新しい医療保険者が手続きさえおこなえば、健康保険証の発行を待たずに受診することができます。
令和3年分の所得税確定申告からは、マイナポータル(
https://myna.go.jp)を活用して、医療費控除の対象となる医療費(令和3年9月診療分以降)の自動集計がおこなえるようになります。マイナポータルからe‐Tax(イータックス)に情報連携しますから、医療費控除の手続きが簡単になります。
※ マイナ受付、薬剤情報や特定健診情報の連携などは医療機関や薬局によって開始時期が異なります。
※ マイナポータルとは、行政手続きやオンライン申請がワンストップでおこなえ、行政からのお知らせを受け取ることができる自分専用のインターネットサイトです。マイナポータルからご自身が処方された薬や特定健診などの情報を確認できるようになる予定です。